五輪金メダリスト小林陵侑が目指す先は?世界記録への挑戦とアスリートとしてのこだわり

冬のスポーツもシーズンオフとなり国内外で活躍していた多くの選手たちも来シーズンに向けての準備や充電期間に入っています。

特に来年の2026年は冬季オリンピックが開催されるということもあって、春から夏のシーズンオフ期間も各競技の注目選手の動向には目が離せないといったところでしょうか。

そんな選手たちの中で実績と注目度が高いのは、ジャンプ競技の小林陵侑選手です。

2025年シーズンも何度もW杯の表彰台にのぼっており冬季オリンピックに向けた大注目選手であることは間違いありません!

過去の実績はもちろんですが、2024年のシーズンオフには世界最長飛行距離への挑戦といったこだわりを見せており、来シーズンはもちろんのこと小林陵侑選手の目指す先を考察していきたいと思います。

目次

小林陵侑のプロフィール

引用元:スポニチアネックス

まずは小林陵侑選手のプロフィールからご紹介したいと思います。

名  前 小林陵侑

生年月日 1996年11月8日

身長/体重 174cm 59kg

血液型 A型

出身地 岩手県八幡平市

経 歴 小学校3年からジャンプ競技をはじめ、高校卒業までは複合とジャンプの2つの

    競技に出場していたが2015年4月の土屋ホーム入社からジャンプに専念。

    2016年1月にワールドカップデビューし2018年11月にワールドカップ

    初優勝し、同年12月30日~翌年1月6日のヨーロッパ伝統のジャンプ週間で

    日本人初のグランドスラムを達成、さらに同シーズンのワールドカップ総合優勝

    はもちろん日本人初の快挙。

    2022年の北京オリンピックではノーマルヒル金メダル、ラージヒル銀メダル

    を獲得。 

    2023年シーズンからプロジャンパーに転向。 

引用元:https://ryoyu-kobayashi.com/

このプロフィールが示すように小林陵侑選手は世界のトップジャンパーとして大活躍を続けております。

2025年シーズンでは日本開催となったワールドカップ札幌大会で2連勝し日本国内も大いに盛り上がりました。

291Mのジャンプで世界最長距離を更新

引用元:https://www.youtube.com/@ReutersJapan

小林陵侑選手は2024年4月24日に291Mという大ジャンプを世界に披露しました!

記録は非公式記録ながらも従来のフライングヒルの世界記録を37、5Mも超える291Mを記録しています。

この大ジャンプへの挑戦はスポンサーであるレッドブルの全面的な協力のもと、アイスランドの雪山に作った自然のジャンプ台で成し遂げられました。

舞台となったアイスランドは、例年以上の豪雪に見舞われ、チャレンジは一時断念。そして再び訪れた本番日は、晴天となったものの、今度は雪が溶け始めタイムリミットが迫る。

「普通のスキージャンプとは全くの別物だと思ってください。滑走路はプラスチックのレールみたいに均等じゃないので、踏み切りまでの調整が難しかったです。100km以上のスピードが出ていて、コースからはみ出してもおかしくないような揺れを制御する為に、繊細なバランスが必要でした。フライトしてからも桁違いの風圧を感じて、そのハンドリングにも苦労しましたね」

「ラスト2本は結構危なかったですね。滑走路が壊れ始めてて、コースからはみ出しそうになって焦りました。最後に最高記録が出て、みんな大喜びしてくれていたんですが、着地して止まる時には足がもう限界で、それどころじゃありませんでしたよ(笑)」

引用元:レッドブル

この挑戦は他のアスリートが思いもつかない大ジャンプへの挑戦でしたが、スキージャンプ世界最長記録を出したことについて「夢がかなった」とも話しています。

この挑戦が今後の競技において更なるレベルアップに繋がるといっても過言ではないでしょう。

アスリートとしてのこだわり

出展:スポニチアネックス

ヨーロッパではスキー競技はスポーツとしての格付けが高く、ヨーロッパのメディアでは活躍選手の話題を取り上げることが多いです。

小林陵侑選手も2018ー2019年シーズンでは、ジャンプ週間グランドスラム達成とワールドカップ年間王者という輝かしい実績を残したことでヨーロッパのメディアにも取り上げられていました。

これからの更なる飛躍を目前にして世界中を襲ったパンデミックの影響で、チームジャパンとして全選手を対象に2020年夏のヨーロッパ派遣を取りやめました。

夏の大会に出場できないことで、トレーニング不足など準備が整わないまま2020ー2021年シーズンを迎えたために結果が伴わない状態に戸惑いを感じていたと思います。

そのなかでも自分と向き合いながら自分らしさを取り戻していき、2021年3月のワールドカップフライングヒルでの優勝でまた復活への道を歩みはじめました。

また、ジャンプ競技以外での息抜きとしてファッションや車にも興味をもちはじめ、ファッション業界や車業界の人々との交流で自分の視野も広がってジャンプ競技にも良い影響を与えると考えているようです。

「最近は、ファッションや車のことに興味があって、スキージャンプ以外の時間はそういったことで息抜きをしています」

「小さい頃からずっとスキー競技一辺倒だったんです。でも、違ったジャンルの方と話しをすることは、また違った世界の勉強ができる。それは、自分の視野を広げることにも繋がる。だから結果的にスキージャンプにも生かされてくるんだと思ってます」

引用元:レッドブル

このようにジャンプ競技以外にも視野を広げることで、多くの人々に影響を与えるアスリート像ができあがってきたと感じます。

「たまたま見たスノーボーダーのロングビデオに強い衝撃を受けたんです。競技だけでなく、誰にも真似のできない自分だけのスタイル、ライフスタイルで人を惹きつける姿がカッコ良かったんです。横乗り系の競技にはライフスタイルも含めた魅力がある。結果が全てのスキージャンプにはない要素なんです。だけど僕は、スキージャンプにもそういった要素があってもいいと思う。だから、そういった“スタイル”のあるアスリートになっていきたい。競技や競技外で影響を与えられるアスリートになって、ジャンプに興味を持ってくれる若い世代をもっと増やしていきたい」

引用元:レッドブル

競技者として勝負に勝つことはもちろん大事ですが多くの人々に影響を与えるられるアスリートになりたい、ということが今の小林陵侑選手を突き動かしている原動力になっているかもしれません。

まとめ

2025年のシーズンを終え来年の2026年は冬季オリンピックが開催されます。

過去の実績からも小林陵侑選手には大きな期待が集まりますが、小林陵侑選手にとってオリンピックで勝つことは目標であると同時にアスリートとしての通過点とも言えるのではないでしょうか。

スキージャンプを通して限界への挑戦、また多くの人々に影響を与える存在になることが小林陵侑選手の目指しているアスリートとしてのこだわりなのかもしれません。

今後の小林陵侑選手の多方面での活躍に目が離せません!

ここまで読んでいただきありがとうございました。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次